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「生まれたて」のドメインはなぜ好まれないか

インターネットアクセスは、必ずしも「安全」とはいえません。アクセスした先にブラリックした先のページはダミーで、即座に悪意のあるWebページに転送されてしまうかもしれません。そのようなリスクは常にはらんでいます。「たかがパソコン」と考えるか、「仕事やプライベートの中心のパソコン」と考えるかは人ぞれぞれですが、どちらにしても各コンピューターには人にとって重要な情報が数多く収納されていることは確かです。たとえ自分自身の情報は大したものはないという風に考えていても、アドレス帳に入っている取引先の連絡先や友人・知人の連絡先などが流出してしまう危険性があるのです。インターネットが一般化した今、その通信を悪用して不正に利を得ようとするような人は沢山存在しているのです。

インターネット検索エンジンはそのようなことも踏まえて、私たちに「検索結果」を表示しています。「このサイトは希望のサイトにもっとも近く、且つ安全です」という具合に、検索したキーワードに対する明確なプライオリティをその検索結果につけています。検索したキーワードが同じでも、各人の好みなどは微妙に違うものですし、また幅広くさまざまなWebページから情報を収集したい場合もありますから、検索結果はひとつではないのです。

そのような検索エンジンによる「順位付け」は、そのWebページのさまざまな要素を加味して行われます。それは他のWebサイトとの相対的な比較でもありますし、Webサイト単体の「質」を測るものでもあります。その要素の中に、「ドメイン年齢」が含まれているのです。ドメイン年齢とは「そのドメインが生まれてからどれくらい経過しているか」ということです。これが「長い方が良い」ということなのです。
なぜドメイン年齢が長い方が良いかというと、ドメインは実は「誰でも取得することが出来る」ものだからです。もちろん取得しようとしているドメインに「空き」がなければいけないのですが、基本的にはどんなドメインも誰でも取れます。ドメインはWebサイトのURLの根幹を成すもので、「基本」です。そのドメインはビジネス上では社名やサービス、ブランド名を連想できるものが良いとされていますが、必ずしもそれらの商標と連動したものを取得できるとは限りません。ドメインからWebサイトを連想してしまうので、悪意があればライバル会社の社名や商品などが連想できるドメインを買い占めることで営業を妨害してしまうこともできます。

インターネット検索エンジンは、そのような「事情」を判断できません。それらのドメインがどのような経緯でどのように管理されているのかなどはわからないのです。ですから、「そのドメインの年齢」を見るのです。ビジネス上の応酬であれば、長期に渡ってはそのドメインは必要ないかもしれません。また、悪意のあるWebサイトを運営しようとした際も、長期にわたって同じドメインで運営することは稀です。

長く存在しているだけで、そのドメインは信頼しても良い、という判断になるのです。

ですから、生まれたばかりのドメインは検索エンジンから敬遠されはしないものの、その信頼性が乏しいためなかなか検索結果のプライオリティを上げてもらうことは出来ないのです。もちろん、検索結果を導くためのアルゴリズムはドメイン年齢だけを判断するものではないのですが、ひとつの大きな指標として、確実に判断されています。新しいドメインは、じっくりと時間をかけて育てていくしかないのです。

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